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第3位
ラブ・エスカレーター

制作・海月製作所(1998)
種別・ADV
フィニッシュ・顔5:口2

海月の第3作目。自分の大親友が自分の元彼女を、そうとは知らずに好きになる。と同時に焼けぼっくいに火がついてそのモトカノともよりが戻ってしまう。友情か濃い・・もとい恋かどちらを選ぶか。というちょっと漱石の「こころ」のようなお話、でもないか。


98DOSゲーム最後の傑作。小生これをパッケージを見て「しょーもないカクテルソフト路線のラブラブものにちがいないわい、フン」とみておった。

懺悔します。

これは俺が長年探し求めていた「ラブストーリーとエロの幸せな合体」をかなりのレベルで実現している作品だったのだ。長大ながらもダレず、しっかりと手応えがあるストーリー(ちとクドいが)。キャラが立っていながらの感情移入を阻害するほどは奇特すぎない登場人物。これでもかのHシーン。 「パワースレイブ」「ルーキーズ」と着実に成果を上げて来た海月製作所の乾坤一擲。もうすれっからしの今の私にも響きました。うん。

とにかく理恵ちゃんにつきますわ。このゲーム。 デートを重ねるたびにプレイの種類が増えていくというよくあるやつなんですが、このシチュエーションの種類が膨大。何十種類とあります。しかもその全てがアニメなんですよっ、おにーさん!!!うち口射は2回(よっしゃ!)、顔射3回(おおう!!)、その他パイズリ、青カン、アブノーマルと何でもあり、体位多彩、フェラだけでも7種類ぐらいある(なんか裏ビデのカタログのリードみたいだが気にしないでもらいたい)。しかもそれは「恋人同士」の間で行われるんですよ!「ちちうし」とか「肉奴隷」相手ちゃいまっせ。いいな〜これ。ちなみにあと二人のサブキャラも1回だけHできるが、どっちともフィニッシュは顔射。イカすぜ!

ユーザーインターフェースも行き届いていて一度見たシチュエーションは全てせりふ付で回想できる。スカトロもない!しかも98DOS版をWIN上で動かせるソフトがフリーでWEB上にて手に入るぞ。これでAT互換機ユーザーも安心だ。みんな買おう!!!!

上に書いた海月の他の2つの作品もいい。全部絵描きさんが違うと思うけど、みんな魅力的だ。でも精液描写は「ラブ・エス」がミルクでいいぜ。もっとトロっとしてたら1位でもよかったな。(私ビョーキですな、ほんと)

 

もっとこういうゲーム作って欲しいよな〜。(注:ここから「凌辱」のとこに書いたものとやや矛盾します。)最近純愛と鬼畜がぱっくり分かれすぎだって。なんで「Piaきゃろっと」とかでエロエロのシーンないの?コンシューマに移植しなきゃなんないから?それじゃHシーンの1枚目だけ超ソフトにしてそれだけ使い回せばいいじゃんか。「Hなくても別にいい」っていうゲームをアダルト指定するのは、単にそうした方が売れるって事でしょ。それはユーザーに対して不誠実すぎないか?Hじゃないゲームを18禁にして出したらいかんよ。逆にHの過激なのは何でことごとく鬼畜なんだ?「Natural」とかも鬼畜に走らないと過激なHを見れないやん。何で?女の子の羞恥の表情は俺も見たい。でも見たいがために涙も一緒に流させるようなことするのは好かん(SMはいいんだよ、別に)。むりやり「ご主人さま」とか呼ばしたくないよ、俺は。PILなんかはある意味もっと深いところの嗜好を提示してるフシもあるから、責めきれないところもあるけど、「悪夢」とか、3位に入れちゃったけど「凌辱」とか「鬼畜のための鬼畜」ってのは最悪の見せ方だと思う。SMでどれだけでも被虐に耐えられるのは愛ゆえ。レイプされて感じる女がいるかっつーの。とにかく純愛=ソフト、H=鬼畜っていう二元化の風潮はすこぶる気分が悪い。今回俺のランキングで選んでるのは「愛」に基づくエロを押し出してるものばっかりだと思うぞ。あ〜あ、「凌辱」の順位ちょっとつけすぎたかなあ。・・・・ま、いいか。やっぱあの精液はいいよ(結局目クソ鼻クソ・・・)

 

かくして(俺にとっての)学園系正調恋愛エロゲの系譜は「天使達の午後3 番外編」に始まり、「下級生」を経て、この「ラブ・エスカレーター」へと細々と受け継がれている(あと、「マーシャルエイジ」を入れたいけど、あれは学園物とはちょっとちがうか。ありふれた設定なのに名作はほとんどないのね。誰か知ってたら紹介して)。WIN時代に入って、新しい扉を開けてくれるエロゲを俺は待ってる・・・・・・。一流どころなら簡単だと思うけどなあ。なんでどこもやらないんだ。「マーシャルエイジ2」に期待してたのに(涙)。


 

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