第8位
凌辱 〜好きですか?〜 制作・アイル(1998) 借金だらけのTV局AD。彼に敏腕の女プロデューサーが借金の帳消しを申し出、その見返りに局の人気タレント達を犯すよう依頼する。それをネタにタレント達を脅迫し、自分の番組に引っ張ってくるのが彼女のやり方なのだ。次々タレント達を凌辱し続けるADの明日はどっちだ、というお話。 |
これってアイルのファンにはあんまり評判よくないよね。あのリバ原さんはタッチしてないんでしょ?なんか和歌山の本店じゃなく大阪の別チームの処女作なんだって。でもね、これイイよ。なんでって?
精液描写最高!
いや、アイルがこれをやるとは思わなかった。ここって「脅迫」でも「瑠璃色の雪」でもやたらHシーン数が多い割に精液描写がおざなりだったもんねえ。まあ、その2つしかやってないから断言するのも何なんだが、少なくともここは精液ブランドではなかったよね。精液に関しては海月製作所や天津堂に比べて、かなりの後進国と認識していたんだ。
それがどうだ!!この堂々たる顔射のオンパレード。いち、にい、・・・顔7に口3ぐらいかな(なんかBOMB!のビデオコーナーみたいになってきたが)。しかも設定で「精液の量」が調節できる。もちろんワシは「多い」でやった。もうそれはそれは素敵。どばどばかかっとりますよ〜。シャトルジャパンのビデオも裸足で逃げ出しますわ。確かに量だけなら例えばカスタムの「TEEN」とか、戯画の「V.G.2」の方が上かも知れん。でもね、「凌辱」の精液はとにかくいい質感してるんだ。薄いところ濃いところ。鼻についてぶらさがったのや、髪に染み込んだの・・・・・。精液をここまでこだわって描いてるのはすごいと思う。来て見て触って〜〜〜〜。
ストーリーは何というか中途半端ってゆーか鬼畜度で言ったら「脅迫」の方が上がと思うけどね。襲われる女の子達の描かれ方があっさりしてるせいか、単に不幸というか、感情移入しにくいんだよね。それが一般的に評価の低い原因だろう。俺はお手軽でいいと思うけど。コンプも(それほど)むずかしくないし。でもバッドエンドのあとすぐロードしないでそのまま一から始めないといけない、というのはなかなかわからなかった。
ユーザーインターフェースは業界最高。アイルの良き伝統だね。CGは単体ごと、シーンごとの閲覧可能。さっきゆった精液の量やアンダーヘアの有無、無限セーブ、右クリック機能の細かい調整等々。ゲーム中には攻略のヒントも出るし、かゆいところに手が届く親切設計でコンプ後は立派なエロ本として永く利用可能です。こら買いだ!!!!!鬼畜ものだけどスカトロないしね!!!!
これからはもっと何かにこだわったものを作らないとダメだな。エロゲも今のAVと一緒で飽和状態だし、マンネリもいいとこ。昔じゃショップ行って手ぶらで帰るなんか考えられんかった。コンシューマーの場合は業界の規模も違うから飽和状態といっても、まだまだ新しい風は吹くけど、エロゲじゃあ変わったことやるだけの博打を打てるだけの力無いよなあ。ゲームシステムをいじくるのはしんどいから、今一番簡単なのは、フェチに走ることなんだよ。「妹」とか「メガネ」みたいなヤツ。Hシーンにしたってさあ、
キス−1枚ずつ脱いでいく−(フェラ/愛撫/69)−挿入−(体位替えor道具)−フィニッシュ−眠ってる彼女の寝顔
こんなフローチャートもういいって。もっと対象絞ったものでやって欲しい。LibidoとPILとか糞尿に関してはもうあるんだよ、一流ブランドクラスで。やったことないけど「好き好き大好き!」ってラバーフェチらしいじゃん。出てきてるよなあ。大負けはないと思うから、だれか精液にとことんこだわったヤツやってくれ。最高の原画とテキストで。ゲームで今まで「フェラチオ10人抜き」とかないだろ。AVでは10年前からやってるぞ。ゴールドマンの監督のヤツみたいに精液の鼻ふうせんをPCアニメでやったら歴史に残るぞ。俺がやったろか。横田守さん絵描いてよ。
「ちゃんとしたストーリーがあり、そのストーリーがHで成り立っている、それがエロゲだ。」というリバ原氏(と言うワリに自らエロゲ失格という「瑠璃色の雪」が一番巷の評価が高いというのが・・・)。この崇高な精神ある限り、アイルはエロゲーマーを失望はさせないと思う。大阪チームの次回作も期待してるぞ!!! ・・・でも陵辱以外でよろしく!!