第1位第2位第3位第4位第5位第6位第7位
第8位第9位第10位第11−15位第16−20位

 

第6位
カオスQUEEN遼子
STORY#1:二宮美衣編
STORY#2:杉浦夏澄編
STORY#3:森山郁美編

制作・SCOOP(1997−1998)
OS・WIN95
種別・デジタルノベル
フィニッシュ・顔2:口3(#1)/顔3:口2(#2)/顔7:口0(#3)

悪のカウンセラー御堂遼子が「治療」と称して自らの欲望を成就する。フルボイス+パートアニメで送る関西ヌキゲブランドの雄SCOOPの3部完結のシリーズ。で、売れたのか!?


・・・何か、こんなゲームあったよなあ。メイビーで。ね!霧島センセ!しかし、さすがに日本一HなブランドのひとつSCOOPが作るとこうなるんか、という感じ。

もう、エロ以外ありまへん。

ストーリーとか、ゲーム性とか、もう全部シカト。ただただやって、出す。この連続。洋ピンか。この手の名作としては「花の記憶」があるが、オカズゲー界の覇権を狙うSCOOPとしては眼前の敵、FOSTERを真っ向勝負で叩いておきたいという目論見があったのだろう!と、思う!

従ってこのゲームの評価点は感動とかそういう部分ではなく、ただただヌけるかどうかの一点。その点についてはこの順位でもわかるようにヨシッ!です。「お嬢様を狙え」あたりではストーリーとの兼ね合いから不完全燃焼の部分もありました(このブランドのわりにはね)。しかし、ここではSCOOPエロの三本柱フェラ・パイズリ・ザーメン全開。CGはもうこの会社の生命線なので相変わらずスバラシイ。しかも今回は名物の「異常にさっぱりしたHシーンのテキスト」も幾分マシです。やっぱりこういうゲームの方が好きなんでしょ、スクープさん!確かに、「裸唇」のところで「エロゲはエロだけではだめ」ということを言いました、私。しかし、このゲームに関してはエロの存在感はケタ違い。エロゲ好きなら、みんなやろう!

ま、ストーリーもあるにはありますがあってなきが如し。システムもDOS同然です。エロ以外ないってことはエロ以外ないと言うこと。ちなみにこのゲームシリーズ3作全てのキャラデザ・原画が違うヒトという、何かよくわからんやり方。#1坂野龍宏、#2風明生、#3薩摩隼人という布陣、といってもイメージわかんでしょうけど。1作目はすごいオレ好みのかっちりとしてカワイイ絵。クセがない。でも止め絵は素晴らしいものの動画はいまいち。スクープにしては精液が少ない。2作目は何かバタくさいんでちょっとイヤ。乳首が長い!アニメは幾分よくなってた。女の子がオシッコをかけられるシーンをアニメでやっているのは私はこれで初めて見たね。

で、第三作目は・・・・、

(99/1/9加筆)

「森山郁美編」インプレ!

カオスQUEENの第3作目にして完結編、「森山郁美編」をプレイ。いや、あっぱれ!前の2作が完全に色褪せた。

最高のエロバカゲー。

登場人物が全員バカ。しかし、もう3作目ともなるとこっちもなれたもんでむしろキャラが立ってきてるように思えるのは変な感じだが。ストーリーは会ったばかりの深窓の令嬢の処女を一日で奪う(しかも和姦)という、最終回らしく一番ありえない話。遼子の助手、真一とお嬢様、郁美のやりとりがとにかくバカ。エロバカ。何も知らない彼女に性の手ほどきという、オレが大好きなシチュエーション。で、「おしべとめしべ」の話からいきなりフェラチオに持ち込む展開。なんだそりゃあ!?不審(異常)な彼の行動に、躊躇する郁美。それを口から出任せを連発してゴリ押す真一。これがジェームズ・ブラウンのステージアクションの如く延々と繰り返されるあたりもう最高。

ここの部分を捉えて、冗漫な上にバカすぎるともっともな批判が渦巻いているが、オレはめちゃめちゃ楽しんだぞ。初対面の男がチンポを出したのを見て、警察を呼ぶかどうかよりその臭いがキツくてくわえられないことに悩む郁美。このバカさ加減、実は天然じゃない。明らかにスクープは確信犯としてやってるな。このゲームに出てくるキャラは全て「エロバカ」と言う世界観をわかった上で行動してるのだ。だから、一見お嬢様をだまくらかしている酷い話のようだか、その実コンセンサスはできあがっている。だからこれは鬼畜ではありえない。これっていわばイメクラなんだね。「ぺろぺろCANDY」みたいなもんだ。

このゲームはエロバカお嬢・郁美につきる。キャラデザ・原画良すぎるしボイスも良好。そもそもこの作品、CGがシリーズ3作ではダントツの出来。未だVIPERに譲るものの、前2作ではイマイチだったアニメも、「ラブ・エス」程度には動くようになってきた。しかも、かなりエロい。しかし、もう一人のサブキャラ、執事の松原がいきなり脱ぎまくりなのに、郁美は出し惜しみ。もういっちいち邪魔が入る。邪魔が入らなくても真一の奴がやたらとしょ〜もないこと考えやがるので、「お前、これで郁美のHつまらなかったらダンプで会社突っ込むぞ!」と思ってたが、それは杞憂に終わった。「お嬢様を狙え!」では汁責めを免れたヒロインも、ここではダメだった。ご愁傷様です。

しかしなあ、郁美より執事の松原の方が濡れ場が多いのはどういうことや?遼子を押しのけて出番を与えるほどのキャラじゃない。これはピンボケ。郁美のアニメももっと入れてほしかったぞ。あと、この作品の大きな穴は「愛」の要素がないこと。ラブ入れて、回想モードをつけ、さらにわけわからんメガネ女を出さないで代わりに遼子と真一と郁美の3Pを倍の量にしたら1位にしても良かったよ。フルアニメだったら「ルビーの指輪」なみの連続1位記録も可能だっただろう。これで現在中古価格3500円。「花の記憶」より1000円も安い。みんな買おう!ええぞええぞ〜!

残念な事にPIL、ZYX、アイルなど、エロ中心にゲームを組み立て、更に出来のいいものを作るところはいずれも鬼畜系。このHPが本来プッシュすべき「非鬼畜系ラブエロゲーム」、その分野のスペシャリストはあまりに少ない。とりあえずソニア。そしてそれを追う2番手グループは、

ショタ主人公の受け身Hとメガネっ娘、卑語専門のメイビーソフト
テキストのエロさとペラペラいやらしい描写をしゃべるボイスがウリのフォスター
精液とCG原画で圧倒的強さを誇るスクープ

これら中堅3強。いずれも作品作りの詰めが甘いのでB級ヌキゲーブランドという地位に甘んじている。しかし「カオス」や「お嬢様を狙え」をやって思うのはダンゴ状態からスクープが一歩抜け出したんじゃないか?ということ。CGがどんどんグレードアップしてるし、声優もいつもウマい。ストーリーも確信的バカに限定すれば、そこそこイケる。少なくとも底が見えてる他の二つと違って、「次はもっとスゴいんじゃないか?」というポテンシャル感がある。天津堂が頼りない今、スクープががんばって停滞気味のソニアから汁ゲの王座を奪って!

SCOOPは大阪中津の会社。これは応援するしか無いだろう。いまわかってる99年発売予定の2作品もかなり期待できると思う!間違ってもマトモなゲームを作ろうとしないようにね!!!


 

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