1.基礎データ
a.OS:Windows95
b.供給媒体:CD-ROM(1枚)
c.定価:8800円
d.必須環境:CPU[i486 33MHz]/メモリ[16MB]/グラフィック[640×480 256色]/ハードディスク[1MB]/CD-ROM[倍速]
e.推奨環境:CPU[Pentium 75MHz以上]/メモリ[24MB]/グラフィック[800×600 256色]/ハードディスク[45MB]/CD-ROM[4倍速]
f.ジャンル:収斂分岐型アドヴェンチャーゲーム(ADV)+格闘ゲーム(FTG)
g.音声:通常音声あり(フル、女性・男性、主人公を除く)、H音声あり(フル、女性・男性、主人公を除く)
h.アニメ:通常アニメあり(フル)、Hアニメなし
i.効果音:通常効果音あり(戦闘音など)、H効果音あり(鞭音など)
j.局部処理:モザイク
k.淫語処理:淫語型(直接型)Hセリフなし
l.Hシーン傾向:SM(男性S・女性M)、排泄
m.Hシーン分布:前半>後半
n.レビュアーによるプレイ状況:完全クリア
2.H非関連評価
a.内容評価[B(よい)]
・概要:裏社会で活躍する世界最強の挌闘家ザドゥは、幻の技と言われる「死光掌」の謎を追っていた。「死光掌」の奥義は、四つに分けられた絵皿「黄昏月」に記されているという。すでに、ザドゥは四つのうち二つの「黄昏月」を手に入れていた。ザドゥに恨みを持つ者が彼の命を狙うなか、はたして彼は残りふたつの「黄昏月」を手にいれることができるのだろうか。・・・ザドゥの邪魔をする敵たちを格闘で下せ!!
負かした相手が女性なら、凌辱できるぞ!!
・みえすいた展開で意外性はないが、手堅くまとまったストーリーと言える。
・難易度は低い。ただし、相手の得意技に合わせて間合いを変更することを覚える必要がある。
・内容とHシーンとの適合性はよい。戦いに負けた相手を凌辱するという流れには無理がない。
b.システム評価[B(よい)]
・よい面:インストール方法選択機能あり(標準(45MB)/最小(1MB))。セーブ/ロード機能あり(任意位置、上限9)。メッセージ表示速度切替機能あり。画面サイズ切替機能あり。描画速度切替機能あり(戦闘時のアニメON/OFF機能あり)。音声ON/OFF機能あり(非選択的)。音楽ON/OFF機能あり。効果音ON/OFF機能あり。Hシーン鑑賞機能あり。音楽鑑賞機能あり。バグなし。
・わるい面:メニュー戻り(初期画面化)機能なし。メッセージ送り機能なし。メッセージ戻し機能なし。音声ON時のセリフ表示機能なし。CG鑑賞機能なし。人名選択機能なし。
3.H関連評価
a.H画評価>一般的評価[B(よい)]
・登場女性キャラ数4。HCG総数48。
・レイナ11、ナアラ16、サラサ11、ナアラ&サラサ3、チャーム7。
・1P(女性)1、2P(男性−女性)44、2P(女性−女性)1、3P以上(女性<男性)2。
b.H画評価>汁など特定部分の描写に関する評価[B(よい)]
・フィニッシュ描写あり。総数12。全身3、顔1、口2、胸0、腹0、股間1、尻2、背中1、その他2。レイナ0、ナアラ6、サラサ3、ナアラ&サラサ1×2、チャーム1。
・二段階フィニッシュ描写あり。総数7。全身0、顔1、口1、胸0、腹0、股間1、尻1、背中1、その他2。レイナ0、ナアラ5、サラサ1、ナアラ&サラサ0、チャーム1。
・見かけ上のフィニッシュ描写数が比較的多いのは、ナアラのHシーンに五段階フィニッシュ描写が1回あるためなので注意。
・汁量は多量。汁質は白濁・高粘度。
・パイズリ描写なし。
・フェラ描写あり。総数4。レイナ1、ナアラ1、サラサ1、チャーム1。
・ペニス描写あり。ただし、方針が一貫していない。きちんと描いてからモザイクを掛けている場合もあるが、はじめから描いていない場合もある。
・男性描写あり。Hシーンの多くは主人公であるザドゥによるもの。したがって、シルエット描写ではなく、ある程度顔が見える描き方になっている。
c.H音声評価>Hセリフ評価[C(わるい)]
・淫語型(直接型)Hセリフは皆無。
・組立型(間接型)Hセリフはいくつか見られるが、あまり量がない。基本的にあえぎ声と悲鳴が多く、セリフ上の工夫に乏しい。
・セリフ例1:「あたしのアソコに・・・ザドゥ様の太いモノを・・・深々と・・・突き立てて・・・思いっきりかき回して下さい・・・お願いします。」
・セリフ例2:「うぅむ・・・はあぁぁ・・・は、早くぅ・・・私に熱いのを飲ませてぇぇ・・・。」
d.H音声評価>H演技評価[B(よい)]
・演技レベルは高い。キャラのイメージにも合っている。
・フェラ演技あり。ただし、4回あるフェラ描写のうち、チュパ型フェラ演技をしているのはチャーム役の声優さんのみ。他の声優さんは、ング型フェラ演技をしている。
4.その他
・本作は、現在ZyXの看板原画家である武藤慶次さんのデビュー作である。
・「クレイジーナックルII」は、いちおう本作の続編。ただし、ストーリー的にはほとんど独立。私見では、シナリオ・H度ともに、本作よりも「II」の方が勝っている(これは、ZyXの技量が確実に向上していることを意味する)。
※評価は、A/B/Cの三段階評価です。通常はB/Cのふたつを、よい/わるいの意味で用います。A評価は特にすばらしいときのみ用います。
※HCG枚数のカウントにあたっては、部分的な変化を除いて互いに同一であるようなHCGを1枚として数えます。
※フィニッシュ描写数のカウントにあたっては、おおよそつぎのような基準に従います。
1.どの部位への射精であるかの判断は、レビュアーの直観に委ねます。
2.多段階フィニッシュ描写の場合は、それぞれを1つとして数えます。
3.1枚のHCGにおいて複数の女性キャラが精液を受けている場合は、それぞれを1つとして数えます。
※「淫語型(直接型)Hセリフ」とは、淫語・卑語の使用によってエロさを出しているセリフのことです。一方、「組立型(間接型)Hセリフ」とは、淫語・卑語の使用によらず、言い回しの工夫によってエロさを出しているセリフのことです。
※「チュパ型フェラ演技(フェラ音)」とは、「チュパ、チュパ」という唾液音を含むフェラ演技(フェラ音)のことです。一方、「ング型フェラ演技(フェラ音)」とは、そのような唾液音を含まないフェラ演技(フェラ音)のことです。
※このレビューでは、アドベンチャーゲーム(ADV)をつぎのように分類しています。ただし、その適用はそれほど厳密なものではありません。