第1位第2位第3位第4位第5位第6位第7位
第8位第9位第10位第11−15位第16−20位

 

第4位
JINN
〜永遠の勇士〜

制作・天津堂(1994)
OS・98DOS&WIN95
種別・RPG
フィニッシュ・顔7:口1

混沌の闇が世界を覆い、力の均衡が破られようとしている世界。その秩序を取り戻す勇士を選び出す試練の旅がいま始まる。長い冒険を経て、少年は精霊(JINN)と出会い、闘うことの意味を噛みしめ、世の事柄の深淵、生、死、そして愛を知る。全てが終わり、再び世界に静寂が訪れたとき・・・、少年は英雄になる。

ってな感じの話だったような、そうじゃなかったような。

jinn

天津堂というだけで点数が甘くなってしまう私。1992年(結構昔だなー)にデビュー作の「マーシャルエイジ」という傑作をいきなりぶちかまして以来、俺にとって天津堂は最重要メーカーだった。めっちゃ濃いHシーンのテキスト。可愛い女の子。16色とは思えない美しい肌(今見るとLibidoと同じ系だね)。そして精液へのこだわり(除;がっつまん氏の原画)。トータルクオリティは90年代前半ではNO.1だった。いわば私のエロゲインプリンティングですな。

でも最近ダメなんだよう。なんかSMスカトロメーカーになってるし、「マーシャルエイジ2」ははっきり言って初めて天津堂の作品でつまらんと思っちゃったし(期待が大きすぎるんだよね)。んでなにより、あれだけストライクずっぽしだったRB26DETT氏の絵がだんだん東尾ばりのビーンボールになってきた。乳輪紫だし。トホホ。

という訳で現段階では天津堂の頂点は「JINN」ということになってしまう。 「マーシャル」のあと、「やんやんのクイズいっちょまえ」「G.R.」と軽めにきてここでの大作RPG。はっきりいってかなり(当時としては)長いゲームだった。この頃は1日でコンプできるゲーム多かったからね(「私をゴルフにつれてって」みたいな例外はあったが。まあ単にゴルフシーンでCOM強すぎなだけ)。まだ「同級生2」出る前だったからすげー力の入ったゲームだと思ったな。ちょっとストーリーはクサいけど、主人公の性格はご都合主義が許せるいい感じだし、こいつが全部の女にもっともらしいセリフを言うのも、一夫多妻制の世界観で正当性(?)は守られるようになってる。

それより、特筆すべきはエロですよ。 出色なのは、一回のHで何回もフィニッシュがあること。これは新しいかった。どのゲームでも、大体1人で1回のHというのが普通ですわね。これだと何となくプレイの幅が狭くなると思いませんか。それを「JINN」では一人1回のHシーンでありながら、何度もしきり直しをして2回3回をプレイする。これは素晴らしいアイデアで最近のゲームでもあんまり見ない。主人公は気の毒ですが。「JINN」は「腎虚」のことだったんですねえ。Hシーンのテキストもいちいち濃いし、精液も多い(白い、がサラサラ系)。かなりの数の女の子が出てきて、後に出てくる娘ほどエロい。最初の一人以外全員顔射!しかもみんな和姦YES!YES!YES! 1994年の作品だけど最高のH度を保ってると思う。みんな買おう!!!!

天津堂は基本できてるよ。処女作からフィニッシュもちゃんと2段フィニッシュ(※下記参照)だしね。あ、この「JINN」の次の2作品、「GOICE」と「やんやんの激闘同窓会」もかなりいいから買いだ!!!!!<まだ>スカトロもないよ!!!

2段フィニッシュとは
Hシーンのフィニッシュシーンで、テキストに合わせて精液CGがフィニッシュCGの上に乗ってくること。要するにHシーンの最後の絵では何にもなくて「出る!」「ドピュ」ってなってから精液が出てくること。若しくはフィニッシュのタイミングに合わせてフィニッシュCGに切り替わること。未だにこれができないとこが多い(Libidoとかね)。「い、いくよ」「ドピュッッ!」ってゆってもCGなんも変わらんかったり、逆にCGではもう果てとるのに「い、いいよ。最高だ・・・・」とかほざいとる。最悪ですわ。ここのHPのランキングではもちろんそういう作品は選んでおりませ・・・・。 ややっっっっっっっっ?????「クローンドール」と「DESIRE」が??

・・・・・・ま、たまにはいいのもあるようですね。

 

〜天津堂!このままでいいのか!!〜
(’98.11.20加筆)

今の天津堂。はっきり言ってこれから先の動きが全然見えない。
制作スパンが長いのは、もう自分たちで認めてしまってるのでしょうがない。が!それなら長いブランクに見合った作品を見たい!のだ!休んだら休んだだけ次の作品に生かされるようなやつ。サザンやU2みたいに。

最新作「マーシャルエイジ2」はとてもオレを不安にさせる作品だった。

天津堂作品はエロゲシーンをひっくり返すような作品を作ったことはない。でも、他のゲームでは味わえない何かを必ず備えた作品を送り出してきた印象をオレは持っている。「マーシャルエイジ」「JINN」のクオリティはいうまでもなく、「GOICE」ならありったけのアニメをつぎ込み、「WAVER」は(オレは嫌いだったけど)圧倒的なウンコ(!)を出してみせ、「やんやんの激闘同窓会」ではリーフの「初音のないしょ」ばりに上質なファンサービスを提供し、その他の小品でもぴりっとした小刀を潜ましていた。それが天津堂作品。それが大阪人の自意識やったんちゃうんかの〜。

なのに、「マーシャルエイジ2」には何も無かった。「マーシャル」の続編なんだから、当然力作のはずだ。駄作の方がまだ良かったとまでないわんけど、ストーリーも、Hも、ゲームとしてのおもしろさも、全て普通。そう、この普通というのが困るんだ。良きにつけ悪しきにつけ98DOS時代の天津堂が持っていた「ツボ」がなくなっているの。要するにメイビーソフトになってしまってるんだよ〜。

メインストリームを歩くより自分のスタンスをよく守り、なおかつファンに認めさせる作品を提供する。こういう「硬派」路線といえばアリスソフト(これも大阪のブランド)、そして天津堂じゃなかったんか?同じ「超2流組」のアイル(これは和歌山)にも完全に水を空けられている。エルフがWIN版の最初の作品に「臭作」を出してしまったことで、「To Heart」のリーフに「エルフがリーダーなんて誰が決めたんだ?これからはオレたちの時代だぜ!」とばかりにアップかまされているように、98DOS時代のレベルから一歩も抜け出てない「MA2」が天津堂のWIN専用版の処女作ということにオレは不安を感じる。天津堂はもうズレてしまったのか、という非常に失礼な考えが頭をよぎってしまうのであります。どうなの?!RB26DETT氏!大丈夫????

 

そこで!わたくし、PEROが天津堂の一ファンとして、次回作の希望をブチ上げたいと思います。どうせ、次の作品出るまであと2、3年かかるでしょ。その間にスタッフがここを見ないとも限らないよね。

−天津堂!次はこれをちょうだい!!!−

1・ゲームシステムを何とかして!

「MA2」はホントにベタなコマンド式のADVで、98DOSゲームそのものだった。シーズウェアじゃあるまいし、安っぽくしか見えない。エルフみたいに毎回違うやり方を試す必要はないけど、せめて「天津堂のWIN作品はこれでいくぞ!」みたいな気概でシステムの確立をした方がいい。考える時間あるんだから。新奇じゃなくてもいい、せめて声ぐらいは出してくで。

ユーザーインターフェースも要改善。プレビュー付き無限セーブ、右クリック設定、ボイス・ヘア等の切り替え等々、WIN時代ならもっと色々なことができるハズ。これらはゲームの面白さに何ら寄与しない。が、これが行き届いていることによって、プレーヤーの信頼を勝ち取れることを忘れてはならない。そう思うとやすいもんだ。アイルがヤリ過ぎぐらいの行き届いたシステム採用してるんで、それを参考にすれば簡単に改善できると思うんだけど。

2・いっそ流行りを取り入れろ!

はっきりいって元気のない今の天津堂にとって、制作スパンが長いのはネックにしかならない。ユーザーの嗜好から離れるばっかりで益々ズレることになる(重ね重ね暴言失礼)。たくさんたくさんだしていれば、失敗してもすぐにそれを修正して次に生かせるが、1チームしかない天津堂の制作体制は量産に向いていないと思われる。これはマズい。

ユーザーの意見が十分に集められないならいっそ、世の中の流行りをドズンと頂いてしまうのはどうだ。ヴィジュアル・ノベル。自分でない自分。不条理世界。はたまた純愛。あるいは鬼畜。おっとロボットも。あっとメガネ。うっと妹。えっとロリプニ。こういう要素の順列組み替えでひとつ作品をやっつけてしまえ。大丈夫。そこはそれ、パクリまくっても結局「これじゃ芸がないな」っていう−大阪人の自意識−が働いてオリジナルなものができあがると思う。もともと天津堂はかなり特徴があるんで、店子をどんだけとっても母屋が傾くようなことはない!と信じたいね。

3・女の子の数を減らせ!

天津堂のゲームは女の子がたくさんでてくる。それでもって出てきたとたんにHする。んで、もうでてこない。こういうのはイカん。「MA2」ではそれが特に顕著で、出てきた女の子がどういう娘が知る前にもうHしてる。「MA1」の時は他のゲームがまだまだだったので、相対評価で許された。でもこれからはダメだ。Hする前、若しくはHしながら相手がどんな娘かわかるようにしないとね。正直言って「MA2」の女の子は全然印象に残ってない。お、と思ったのは「MA1」の連中ばっかりだ。

とりあえず、女の子の数を減らしてみたらどうか。ここらへんは色々な意見があるだろうが、オレは10人の娘が1回ずつHするより、5人の娘が2回ずつHする方が好きだ。1回ずつだとどの娘も通り一遍のことしかできないし、差別化しにくい。実際、「MA2」は同じようなSEXの連続だった。同じようなHしかできないんだったらなおさらHの前フリをしっかり描かないといけないのだがそこでも女の娘の数の多さが足かせになっている。だからメイビーっぽい軽さが滲み出てしまうんだよ。

俺の希望は5人の女の子が5回ずつのHシーンがあって、さらにそこで男が「JINN」よろしく1回3発フィニッシュ!これがベスト。どうスか?これならキャラも立てやすいし、天津堂の最大の売りである「Hテキストの濃さ」も緩急つけて効果的に使えると思いますぜ。

4・ファンタジー抜きの作品を作って!

天津堂はファンタジー、SM、ノンストーリーしか今まで作ったことがない。俺は等身大の世界観の天津堂作品が見たい。恋愛系のADV若しくはSLG作ってぇ〜。流行りだろうが、ベタだろうが俺は学園ラブストーリーが好きだ。モチーフはなんであれ、いいものだったら受け入れられるんだ、エロゲは。天津堂ならいいもの作れると思うんだけどねえ。ただし26DETT氏の今の絵には問題がある。それは・・・↓

5・乳輪をピンクにせよ!!

・・・・もう、紫はいやだよう。

6・表情が大味なのはちょっと・・・・

「MA2」はほとんどアメコミです。

7・ウンコをやめよ、精液だそう!

もう、ザーメン飽きちゃったの?ウンコの顔射とか絶対やめてや!東・京都のマンガじゃないんだから。

 

以上、わたしの希望でっす。ポテンシャルだけならリビドーあたりよりよっぽどいいと思うソ。後はやる気だ!

とにかく、頼むでアニキィ!!!大阪の星になれ!


 

 

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