ちょっとだけよ〜

本名

田中 建(うそ)

 

略歴

元華族の名家に生まれた母・領子と漫画原作家・ブロン尊との間の私生児として誕生。その業深き生まれ故、幼少時を和歌山の母方の遠縁の格闘家・紋丸の元で過ごす。柔術、剣道、骨法、サンボ、ハンガーヌンチャク等格闘の全てを身につけるが、5才になった時、育ての親である紋丸が謎の刺客に襲われ、落命する。紋丸が死に際にうち明けた自分の出生の秘密、そして自分を狙う謎の組織「フィフティーン・ラブ」の正体を突き止めるべく、大阪の小学校に入学する建。そこでまきおこった「高槻市立第2小学校4年3組、血染めのソフトマーガリン事件」で、下手人である4組のノブオから組織の首領が自分の双子の兄だと知らされる。

ガールフレンドの学級委員、桂子の励ましを受け、動揺から立ち直った建は一路上京。そこで菊千代という裕福な猫の家で居候しつつ、兄が通うといわれる私立聖ウルフ学園を受験。しかしヤマがはずれ、受験に失敗。同じ地区の公立高校に通うことになる。入学式の日、式に急ぐ建は偶然兄・守に出会う。勝負にはやる建に兄の必殺技「逆大外刈り」 が炸裂、建は重傷を負ってしまい 右腕が動かなくなってしまう。しかし、建はそれを逆手にとって新投法を編みだし、東京都代表で全国中等学校軟式野球選手権に出場する。決勝戦、相手は同じ東京代表、西練馬中学校。マネージャーの奈未を巡って西練馬のスラッガー、金比羅との因縁がある建は負けられない勝負に勝ち、優勝と奈未の両方を得る。しかし、建の心は晴れない。

高校受験直前、組織の洗脳を逃れた少女、クミの導きによって建は組織に潜入。しかし、それは「フィフティーン・ラブ」の罠だった。建を亡き者にしようとする守と尊は気を失った建をヨットに乗せ、爆死させようとする。しかし爆破直前、組織を裏切ったクミの死を賭した救出で建は間一髪脱出に成功。返す刀で兄と父の次の目的地、山口の母の元へと飛ぶ。15年ぶりの山口での一家再会。しかし母の前で、兄弟は再び闘う。ハンデのある建は渾身の「大パンチ・左」を打ち込むが致命傷を与えられない。守の「逆大外・外ラチぶっとび・刈りR」が建をとらえ、とどめを刺そうとするが母の涙の説得の前に守は建を投げ捨てることができない。業を煮やした父が自ら建を手に掛けようとしたその時、背後で火柱が上がり組織の団員が全滅する。この予期せぬ事態にに尊と守は体勢を立て直すべく一旦潜伏する。九死に一生を得た建の前に現れたのは奇襲をしかけた紋丸の一番弟子・竜紋と、建の消息を追っていた桂子だった。

東京に戻り、高校に入学した建は守にうち勝つべく、竜紋のもとで修行に励む。そこへ同じ高校に通い、建の世話をする桂子の存在に嫉妬した奈未が家出し、竜紋と建の住む寺に押し掛けてくる。奇妙な共同生活が続くなか、動かない右腕を気に病む建の修行は思ったように進まない。自暴自棄になる建に竜紋はアメリカのアリゾナに住む紋丸の師匠であるダン・ゴハナを訪ねるよう進める。しかし、資金のない建はファミリーレストランでのアルバイトを余儀なくされる。資金は順調に貯まるかに見えたが、「見張り」と称して一日中コーヒー一杯で粘り続ける桂子と奈未と、建にしきりに色目を使う同じバイトで同級生でもある真由美が店内で大立ち回りを演じてしまいクビ。しかし、学校の交換留学の渡来先にアメリカがあることを聞き、建は審査で見込みがないと知りながら申し込みをする。そこへ真由美が現れ、理事長である父に口利きをしてやってもいいと申し込む。しかし、それは真由美と一緒に留学するという条件が付いていた。どうしても渡米したい建は条件を飲むしかなかった。

アメリカに渡った建は学業もそこそこにアリゾナのダン・ゴハナを訪ねる。しかし、ダン・ゴハナの所在はなかなかわからない。しかも、アメリカにも既に「フィフティーン・ラブ」の手が伸び、真由美がさらわれてしまう。砂漠での攻防の末、真由美の居場所を突き止めた建。そこへ一人で向かおうとする建に一人の醜い小男が現れる。意外なことに、建の住んでいる寮の変態趣味の用務員こそダン・ゴハナその人であった。「ブロムリー女子寮・イチゴパンツ百連発事件」の時の非礼を詫びる建にダンはブロン尊の残忍な野望を打ち明ける。ダンの助けを借りて真由美を助け出し、留学期間を終えた建はダンとともに日本に帰ってくる。早速竜紋のところに帰ってみると、そこは荒れ地に変わっていた。組織の襲撃があったのだ。

2年後。
竜紋、桂子、奈未の安否は全くわからないまま、建とダンは守と尊との勝負に備えて修行を続けていた。組織との小さな衝突はあっても、決定的な事件は未だ起こっていなかった。そこへ母が危篤との知らせが入ってくる。山口に駆け付ける道中、二人は偶然出会った茫然自失の守から訃報を聞く。母の亡骸を前に悲嘆にくれる建。それを眺めるダンは領子の愛読していた「暮らしの手帳」の間から一枚の手紙を見つける。それは守から母・領子に当てたものであった。それは、いよいよ組織の目的成就が近づいてきていること、山口の家を引き払って守のもとに来て欲しいという内容だった

母を埋葬した後、建と共に東京に途中、ダンは知人を訪ねるという理由にかこつけて列車を降りた。ダンは守の手紙を見、単身組織に乗り込むことを決意する。まだ建の修行が完成していない今、建を危険にされすわけにはいかなかったのだ。建は一人、アパートに帰ってきた。建はまだ気づいていないが、ジャケットのポケットにはダンからの極意書が入っていた。これをマスターすれば、建には守、尊を倒すだけの力を手に入れられる。しかし、時間はもう無い。建は一刻も早く修行を完成させなければならないのだ。ジャケットを脱ぐ建はふと何かが畳の上に落ちているのに気づいた。それはダンからの極意の書・・・・・・・ではなく、ダンが熱中していたゲーム、「闘神都市」であった。

 

 

 

6年後・・・・・・・・。建はまだアパートに住んでいた。建は必死だった。どうしてもダメなのだ。

やはり「PC Angel」にたよるか・・・・。いやもう、バックナンバーだよな。早く解かないと未コンプゲームがまた増えてしまう。でも今日は「luv wave」の発売日だ。バグ入り?じゃあ、違うのにしようかな・・・・・。よし、じゃ、中古で「アレながおじさん」でも買おう!

建は「闘神都市」以来、ゲームばっかりやっていた。すっかり18禁ゲームの虜になってしまったのだ。

組織?

世の中では何かが起こってるのかも知れない。しかし、建にとってはCGコンプの方が大事だ。

田中建、26才の秋・・・・・・。(続く?)

(最後の一部ホント)

いや〜剣呑剣呑
まだ、知りたい?

本当のこと教えて!

もういいよ・・・・